『いたいのいたいの、とんでゆけ』を読みました。
またも書評
突然何?という感じでまたアレですね。
どうも、うっでぃです。今回は、先日の記事で言っていたこと(小5の頃の『さとうきび畑の唄』以来、漫画以外の本を買ってなくて云々)を覆すように小説を買ったので、その感想を述べます。
まぁ漫画以外の本を買わないがちなのはずっと変わっておらず、今回買った本についても理由があります。
僕の長い友人である森田くん、あ、しすたーくん(@erioty_Sis)が熱烈におすすめしてきたものですから、ここはまぁ友情に応えて買って読んじゃろうという風に思ったわけです。
どんな作品?
タイトルを『いたいのいたいの、とんでゆけ』といい、著者の名前は「三秋縋(みあき すがる)」といいます。2ch(今はチャンネルが変わりましたが)に「げんふうけい」という名義で小説を載せていたのがデビューのきっかけらしいですが、この作品は書き下ろしっぽいです。
森田くん、あ、しすたーくんにははじめはこれではなく『三日間の幸福』という作品を勧められたんですが、そこで内容を知ってピンときました。「俺これ昔ネットで読んだことあるわ」と。これもご縁だな、と思って本書を読んでみようかなとなったというような背景もあります。いや、友情に応えたのもホントなんだ、信じてくれ
この『いたいのいたいの、とんでゆけ』という作品、こんな言い方をすると怒られるかもしれないんですが、ほかに言いようもないのでクッソ大きい括りに入れるならば、「純愛」です。ピュア・ラブストーリーです。言っておいて何ですが、まったくしっくりきません。「カレー」を「スープ」と呼ぶぐらいしっくりきません。
どちらかといえば純粋さを失った人たちの愛の話で、世間一般のいう純愛に比べて多分一周回ってるんだと思うんですよね。そりゃまぁしっくりきませんよね。
で、あらすじの説明とかは……どこまで言っていいものか図りかねるので僕からは特にしません(は?)。
しかし、森田くん、あ、しすたーくん曰く、「勘のええ人やったら最初の40ページぐらいでどういう話なんか分かってまうかもしれん」とのことで、まぁ僕は勘が良くはなかったので何も分かりませんでしたが(ポンコツ)、確かにすべて読み終わってから振り返ってみると最初の40ページぐらいまでがかなりの肝でしたね。あれも伏線、これも伏線、となっていて、一粒で二度おいしいという感じの読み味でした。
そんなわけなので(どんなわけなので?)
森田くん、あ、しすたーくんに乗っかるようにして、僕もこの本はオススメしたいと思います。
『いたいのいたいの、とんでゆけ』著:三秋縋、です。覚えていってください。
メンヘラっぽい雰囲気がずっと漂っている文章をしていますが、湿っぽい話大好きな人(ぼちぼちいますよね)とか、現実味を帯びたファンタジーが嫌いじゃない人(いっぱいいますよね)とか、どこか物悲しくて美しい話が好きな人(たっっっくさんいますよね)とか、そういう方にぜひ読んでみてほしいと思います。
もう4~5年前の作品なのでみんな知ってたらどうしよう()
まぁそれはそれで良いことだし良いか。
親切なのでメディアワークス文庫さんの商品ページ(ここからすぐ購入ページに飛べると思います)を載せておきます。